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会長挨拶

 第4回日本不整脈心電学会東海・北陸支部地方会の会長を仰せつかりました富山県立中央病院の臼田和生です。開催にあたりご挨拶申し上げます。
 まず、2024年1月1日に発生した能登半島地震でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。また、被災地の医療に尽力されている石川県はじめ北陸および東海地区の医療従事者の皆様に対し心から敬意を表します。 さて、第4回東海・北陸支部地方会は、2024年3月23日(土)に富山国際会議場(富山市)で開催いたします。第1回(夛田浩会長)、第2回(渡邊英一会長)はCOVID-19の影響でWeb開催となりましたが、Webの利点を最大限活かした形式で盛況に開催されました。第3回(因田恭也会長)は現地開催となり、face to faceで熱くdiscussionを行う良さを再認識することができました。今回は、COVID-19の感染症法上の位置づけも5類になりましたので、より開かれた形式による現地開催を予定いたします。
 不整脈診療の進歩は著しく、診断については長時間心電図記録器やモバイルECGデバイスの普及、治療については新たなアブレーション技術や植込みデバイスの開発があり、また薬物療法についても抗血栓療法のエビデンスなどが日々updateされています。さらに、AIを利用した不整脈の診断や治療にも注目が集まっています。専門領域が多岐にわたる現代の不整脈診療は、医師・看護師・臨床工学技士・臨床検査技師・診療放射線技師および薬剤師などから構成される不整脈チーム(ハートリズムチーム)で対応することが求められています。地方会の役割は、多職種で構成されるチームのメンバーが比較的アクセスしやすい環境の下で、不整脈の診断・治療に関する情報発信と情報共有の機会を提供し、地域の不整脈診療のレベルアップを目指すことです。
    今回の地方会では、一般演題や共催セミナーに加え、若手の医師・MEを対象としたハンズオンセミナーや植込み型心臓不整脈デバイス認定士の交流企画、学生にも人気が高い心電図検定に関する対策セッションを企画いたします。
    北陸新幹線が金沢まで開業して9年目になり、富山駅周辺は大きく変貌しました。さらに、地方会開催1週間前の2024年3月16日には北陸新幹線が敦賀まで延伸開業しますので、東海地区から富山への移動時間も短縮します。富山市内は震災の影響はありませんので、この機会にぜひハートリズムチームで富山の地に足をお運びいただき、施設や職種を超えて交流を深めることを期待いたします。多くの会員の皆様にお会いできることを楽しみにしています。

第4回日本不整脈心電学会東海・北陸支部地方会
会長 臼田 和生
(富山県立中央病院 循環器内科)